タンパク質ってどのくらい取ればいいの?
取りすぎたらどうなるの?
食事をする上、筋トレを励む上でこんな疑問はありませんか?
最近は筋トレをする方が増え、タンパク質を意識して摂取している方が多くなっています。
この記事では、タンパク質を取りすぎることによるデメリットを紹介します。
タンパク質の性質を理解しよう
タンパク質は体に貯蔵することはできない。
こんな噂を聞いたことはありませんか?
実はこれは間違いで、体にはアミノ酸プールと呼ばれるものがあり、貯蔵することができます。
ですが皆さんがプールと呼ばれた時に想像するような特定の場所が体の中にあるわけではありません。
タンパク質は分解され、アミノ酸になります。
アミノ酸はさまざまなことに使われますが、余ることもあります。
この余ったアミノ酸は体中に漂うことになります。
この余って体中に漂っているアミノ酸を遊離アミノ酸と呼び、この蓄えられている遊離アミノ酸を総称して、アミノ酸プールと呼びます。
ですが、蓄えられる量にも限界があり、それを超えた分だけデメリットとして現れてきます。
タンパク質の過剰摂取によるデメリット
①余分なタンパク質が脂質に変換される
②タンパク質を消化する内臓に負担がかかる
③尿路結石が起こる可能性
④尿酸値の上昇・痛風の可能性
⑤腸内環境の崩れる恐れ
タンパク質を過剰摂取によるデメリットはいくつかあります。
そのすべてを一つ一つ解説します。
余分なタンパク質が脂質に変換される
余分に摂取したたんぱく質は脂質に変換されることがわかっています。
たんぱく質は脂肪酸合成により、脂肪酸に変換されます。
そして中性脂肪が作りだされ、血液中へと流れていきます。
つまり、たんぱく質を必要以上に摂取することは、脂質を摂取しているようなものになってしまいます。
筋トレをし筋肥大を狙ってたんぱく質を摂取しているつもりでも、筋トレをする方にとって一番の敵の脂肪を増やしてしまっている可能性があります。
タンパク質を消化する内臓に負担がかかる
先ほど話した、たんぱく質を脂肪酸に変換する作用は肝臓で行われています。
他にもたんぱく質には、窒素が含まれています。
この窒素は体でアンモニアを生成する材料になります。
アンモニアは尿へと変換され、この作用は肝臓や腎臓で行われます。
たんぱく質を摂取した分この作用が行われるため、内臓に負担がかかってしまいます。
この結果、内臓疲労になってしまう可能性があります。